令和4年度てんかん学講座を開催しました。

現在、台風14号が熊本を通過しているところです。皆様、安全なところにいらっしゃいますか?

大きな被害が出ないことを祈っております。

そんな中ではありますが、令和4年度てんかん学講座の報告をさせていただきます。

9月10日(土)13時から熊本市国際交流会館にて3年ぶりの「てんかん学講座」を開催しました。

講師は、京都の川崎医院の川﨑淳先生で、先生とZoomでつながり、講演をしていただきました。

参加者は63名でした。

開演までは久保田有一先生のDVD「知っておきたいてんかんの発作」を上映し、いよいよ開演です!

代表挨拶が終わり、体験談発表では当事者の立場から、てんかんのこと、生活のこと、参加者の

皆さんへの感謝の気持ちなどをしっかりと話していただきました。

そして、川崎先生の講演です。

まず、「てんかんの基礎」について発作の種類ごとに説明していただきました。

その後、「てんかん発作こうすれば大丈夫~発作の実演と介助の仕方~」のDVDを上映しながら、

解説をしていただきました。

とても分かりやすかったと、たくさんの感想をいただいております。

質疑応答では、てんかんを持つ学生さんが通う学校の先生から

 「修学旅行で飛行機に乗るが、大丈夫でしょうか?」

 「一人で通学する練習を始めたいと思っているが大丈夫でしょうか?」

 「ゲームを遅くまでして、寝る時間が遅くなり、発作か増えたりしているが、ゲームは発作の原因になりますか?」

などの質問がありました。

先生はどの質問に対しても、どんな発作なのかと、発作の頻度を必ず確認して回答されていました。

てんかん発作は一人一人違うので、その人の発作を理解することが大事だと、改めて思いました。 

ちなみにゲームが発作の原因になるのではなく、睡眠不足が原因になるとのことでした。

講師の川﨑淳先生、参加して下さった皆様、心より感謝申し上げます。