5月11日(土)14:30~16:00
再春医療センターの池田ちづる先生をアドバイザーにお迎えして例会を開催しました。
例会のテーマは『小児のてんかん治療のトピック』。
中央公民館 2 階 C 会議室には会員 9 名が集いました。
まず、ILEA(国際抗てんかん連盟)2017 のてんかん分類体系の説明があり、
分類や定義が変わってきているというお話をお聞きし、続いて ILEA2022 の説明もありました。
次に新薬について詳しいお話を聞いて、それぞれの薬の特徴や作用機序、服薬についての
注意点などを学びました。
又、お薬の剤型について、粉・シロップ・ラムネ状等、症候群に合わせた開発が進んでいることを
知りました。
最後は日常生活の管理について、注意点を具体的に学びました。
池田先生は、水の事故・転落事故・交通事故などに対する安全対策をしっかりとしながら
基本的生活はどんどんのばすような体験してほしいとおしゃいました。
その後は、質疑応答に移り、参加者から多くの質問がありました。
〇薬の副作用の仕組みについて
〇副作用による食欲減退について
〇病院が遠い、転院の時期について
〇服薬はいつまで続けるのか
〇こどもに対して、病気や、内服の必要性などの説明について
〇薬の飲み忘れについて
〇てんかんと知的発達の停滞について
〇小児科から成人科への移行期医療について等々。
先生はすべての質問について丁寧にわかりやすく説明してくださいました。
小児のてんかん診療に加え、成人科以降期年齢の患者さんの生活や自立まで
幅広くサポートして下さっており、大変心強く、ありがたく思いました。
新しい事と基本的な事を学べたとても有意義な例会でした。