7月13日(土)14:30から希望荘2階A会議室にて、
アドバイザーに益城病院の宮崎知博先生をお迎えして、
『今後の熊本のてんかん治療』をテーマにお話しいただきました。
参加者は 11 名。県支部の電話相談へ相談して、例会のことを知り、
今回初めて参加された方がお一人いらっしゃいました。
宮崎先生は、まず熊本のてんかん治療の現状を、
次に精神科の治療者の高齢化等を話して下さいました。
その後、てんかん治療の地域による格差、病院による格差が大きいこと、
初診が肝心なことなどを、診療例を挙げながら丁寧に説明してくださいました。
拠点病院設立が難航していることにも触れられ、司会の魚住副代表から
拠点病院の仕組みや現在の県支部の取り組み状況について説明がありました。
参加者からは、てんかんと免許・薬と仕事・妊娠と薬等について痛切な嘆きや意見が出て、
「話をじっくりと聞いてくれる先生との出会いがあれば落ち着けるかも」
と世話人からアドバイスがありました。
治療者・病院との出会いはとても大事だと思いました。
また、「一人暮らしでの発作確認について、カメラの設置を検討している」と、
とても前向きな意見も聞かれ頼もしく感じました。
「月1回福岡の病院まで通院しているので県内で診察できるようになれば」とのお話もありました。
「我が子のてんかん治療は、主治医が代わられても継続できるのか、とても不安がある」との意見に対して、
宮崎先生も「治療する側も大いに危惧している」とおっしゃいました。
今後の大きな課題であると思います。