2023年10月7日(土)熊本市国際交流会館7階ホールにて、令和5年度てんかん学講座を開催しました。
一般108名、会員24名合計132名の参加がありました。
最初に、熊本大学病院脳神経内科の松原崇一朗先生から「日常に潜むてんかん発作と非てんかん発作」
についてお話ししていただきました。
まず、てんかんは理解が不十分な疾患であること、てんかんの発症率は若年に比べて65歳以上で上回り、
原因は脳卒中が半分近いことなど高齢者のてんかんが増えていること、発作の分類も詳細になってきたことなどの
お話がありました。
てんかんの診断をする時、問診はとても大切だとおっしゃいました。
私たちも主治医に発作の症状を伝える時など、スマホなどを活用して詳しく正しく伝えることが大切なのだと
改めて思いました。
次に、児童発達支援事業 ひまわりクラブの一門並穂先生の「療育について―ひまわりクラブの取り組みに
ついて―」では、児童発達支援事業について詳しくお話ししていただきました。
通所受給者証と療育手帳の違い、福祉サービスと医療サービスの受け方の違いなどについて、また、
ひまわりクラブの取り組みの紹介を通して、子どもとの関わりについての話がありました。
「誉め方のコツは、好ましい行動を始めた時、途中、終わってからタイミングよくシンプルに短く、簡潔明瞭に。」
「子どもは親や教師の『いう通り』にはならないが、『する通り』にはなる。」
本当にその通りだと思います。
お二人の先生方、貴重なお話をありがとうございました。